
クラブやライブなどのイベントで気分が盛り上がるのは照明演出による視覚効果が大きいと言えます。
今回はそんな照明のことについてチーフの辻達也さんに話を聞きました。
ー 照明技術部の活動内容について
辻>
照明技術部っていうのは、その名の通り「照明」を扱っていて、音楽サークルのライブやダンスサークルのダンスといったパフォーマンス系のサークルの照明演出を主に外仕事として行っています。
企画者側と打ち合わせをし、本番前に仕込み(※)をして、仕込みのあとに本番でオペレーションをして、本番後は撤収、というのが一般的な流れかな。
外仕事だけでなく講習もやっています。機材に触れる機会を持とうということで、機材を持ち出して実際に使ってみたり、理論的な話をしてみたり、ということを今後は考えてます。
機材は分かりやすいのだと例えば「ピンスポットライト」。丸い円の光で動く人を追うアレね。
あとは細かいのを挙げていくとキリがないんだけど、基本的にみんなが身近に知っているものを挙げるとするなら演出で使う「ストロボ」。カメラのフラッシュみたいな感じで、フラッシュよりもっと強い光なんだけど、あんな感じでパチパチ白い光が出て、コマ落としのような動きを見せたりだとか。
あと、よくイベントとかで色のついたライトを見かけると思うんだけど、あれは灯体のレンズのちょっと先の所に「ゼラ」っていう単語帳の赤シートみたいな色のついたシートを入れて光に色をつけてます。
ほかには「スモーク」とかあるけど、これは使い方が2種類あって「特殊効果」として使うか「照明」として使うかで、照明として使うときはモヤモヤした煙で光の筋を作り出す照明演出として利用します。よくテレビの登場シーンとかで使っているスモークは特殊効果として使っているから、あれは照明じゃなくて特効さんっていうまた別の人がやったりするね。
こんな感じでいろいろな機材を使ってイベントを盛り上げています。
ー なんで放研に入ったか?
辻>
やる気があって放研に入った人たちとは完全に違う入り方なんやけど(笑)。
受験の時に知り合った友達がいて、お互い出身が違ってたまたま泊まる所が一緒だったっていう縁で仲良くなった人なんだけど、両方とも受験に合格したから一緒にサークルを見てまわろうってことになったのね。
それでその友達がマスコミ系のサークルに入りたいってことで放送研究会を見たわけ。その時まで放送研究会ってサークル自体知らなくて。でもその時に放送研究会の先輩に科目登録を教えてもらって(放研の先輩は)なんていい人なんだと思って(笑)。
あと元々サークルは掛け持ち前提で考えてたから、放送研究会一本でいこうなんて思ってもいなかったし、掛け持ちがしやすいって意味で入ったのが最初かな。
ー なんで照明技術部に所属したか?
辻>
これもストレートに最初から照明に興味を持ったわけじゃなくて。
最初入ったときにマスコミとかには興味あっても、機材を扱ったりとか技術的なことには全く興味がなかったのね。それで入会した直後は広報に所属してたんだけど、イベント見ていて機材って触ってみると面白いのかもしれないって思ったわけ。あと仲良くしてた先輩に誘われたっていうこともあって数ある技術部の中でも照明を選んだんだよね。んで照明をやってみたらやっぱり楽しかった。
でもそのあとにまた広報に戻ったり、運営やったりしたんだけどね(笑)。
別のことをやっている最中も照明のことは考えていて、機会があれば機材に触れておこうと思ってて技術部の活動には参加してたかな。なんか広報だったりほかの活動をしていたから、逆に照明やりたい反動が来て、今ではガッツリ照明です(笑)。
ー 放研のいい所
辻>
いい所ともいえるし、悪いところともいえるかもしれないけど、やっぱりいろんな種類の活動があるってこと。
いろんな活動があるから自分に合ったものを選べるっていうのはあるかな。まあそのぶんサークル全体の進むべき方向というかベクトルを定めるのは難しいんだけど。
やっぱり活動が多いだけ人数も多いから、いろんな分野の人たちと話ができるし、お互い刺激になるしっていうのがすごいいい所なんじゃないかなって思います。
ー 今までで一番印象に残っている出来事
辻>
難しいな。これちょっと難しいな〜。
去年の初夏イベントか早稲田祭なんだけど、どっちかな……。決められんな(笑)。
でもやっぱり初夏かな。この時は照明じゃなくて運営っていうイベントの総責任者って立場だったから、照明みたいに一つの技術を極めるというより、どっちかっていうと全体をまとめたりっていう抽象的な仕事で、いろいろ悩んだりしたんだけど、その経験が今の自分に繋がっている所があるかな。
早稲田祭はただ単純に楽しかったという意味で印象に残ってるけど、初夏は苦しいことや悩んだりしたことが相当あって、早稲田祭とは印象に残った意味合いが違うんだよね。重い意味を持つ所でやっぱり初夏が一番印象に残ってるかな。
ー 最後に一言
辻>
照明ってすごい身近にあるものなわけで、プロのライブとか見に行けば必ず照明演出はやってると思うんだよね。
確かにアーティストが主役なのかもしれないけど、ちょっと視点を変えて照明を見てみたりすると面白いかもしれないです。照明に限らず、いろんなものを視点を変えて見てみるといいと思います。
これは照明をやっていて気づいたことです。
※ 仕込みとは機材や電源の取り付け、配線の回路などを組むこと。
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